購書ときどき読書、まれに訪書
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最近、けっこう文献調査に出かけてる
肥前国風土記
木曜日は勤務が入っていないので、日中は自分のやりたい仕事にあてることにしている。
このところ、方々にかねて見たいと思っていた文献を拝見しに出かけている。
4月最終週には、千葉県の松戸の某所へ。昨年の夏に新聞記事になったある事柄に関して、ウチに関連資料がありますよ、と教えていただたものを、ようやく調べに行けた。ホホウこりゃァすごいわ。
で、先週は都内目黒区の某所へ。こちらは今年度から採用された研究助成関係。拝見した文献については、故人になった某著名研究者が書誌を公表しているのだけれど、あれぇ、違うじゃん…。帰宅して調べたら、同じ人が同じ文献について、研究書と注釈書とで異なる書誌報告をしていることに気付いた。やっぱり現物は見ないといけません。
さて、掲げた画像ですが、これは架蔵の『肥前国風土記』の写本。明治の写しだけれど、いままで存在は知られていながら現物が確認されなかった写本と同じ奥書を有する一本(詳しくは某研究会の機関誌・第41号の拙稿参照)。最近、この本文の画像を加工したものが、中国の某研究機関のサイトに全文掲載されていることに気付いた。ええぇ!なにも聞いてないないなァ。まァよく存じ上げている方が所長をなさっている機関だから、いいんですけどね。しかし、私の個人蔵書なんだけれど、大学図書館が持っているものとして紹介されている。誤情報はいけません。でも正式に掲載連絡受けてないから、教えてあげない。
今回の記事は某だらけ。
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テーマ:本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

東京都立中央図書館
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関根只誠『只誠埃録』の巻203を影印で読んでいて、欄外書き込みに『秀鶴日記』なる文献からの引用があった(上掲写真はその箇所のコピー)。『国書総目録』によると、同名の写本が日比谷図書館蔵として記載があった。実物を確かめてみよう、と出かけてみる。
日比谷図書館がかつて所蔵していた旧写本は現在は有栖川記念公園内の都立中央図書館の貴重書室で閲覧できる。
で、出てきた『秀鶴日記』(2冊)は、初代中村仲蔵の日記ではなく、『手前味噌』の著者として知られる3代目のものらしい。天保12年(1841)~弘化元年(1844)の間の日記。『只誠埃録』が引用しているのは、記事の内容からして、初代仲蔵のものと思しいので、別の文献であることが判明。いちおうそれでもせっかく借り出したのだから、ひととおり目を通してみる。芝居興行の裏側が知れて、資料としては面白いものに違いない。
『只誠埃録』は関根只誠が目にした様々な文献からの抜書きから構成されているが、とにかくその文献の量がハンパじゃない。その上、引用の文献は少なからず現在では散逸したり所在不明になっているもの。けっきょく、初代仲蔵の日記も、現在では原本は所在がわからないようだ。
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