購書ときどき読書、まれに訪書
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2008年 国際稀覯本フェア
国際稀覯本フェア

東京国際フォーラムで本日から3日間開催の「国際稀覯本フェア」に行ってみる。
品物の搬入などの都合からだろうが、開会が午後5時という遅い時間。開場少し前に到着すると、当方同様、開場待ちの人が20人くらいいた。中に知り合い2人。
定刻に開場。中に入ると、1店舗1坪くらいのスペースで、参加古書肆がひしめいている。
とりあえず、今回展示の品物中で最高額が付いている『新撰六帖題和歌』写本の展示されているブースへ。鎌倉中期の写本の由で、お値段は4,800万円。当方にはすでにリアリティを超越した世界なので、値段が妥当かどうかはもう関心の外だけれど、とにかく美麗な本。とても700年以上前のものとは思えない保存状態。
そのほか、じっくり見て行けば2時間ぐらいは潰せるイヴェントだろうが、古書会館の入札下見などとは違って、各ブースには店員さんがはりついていて、古書にはすべて値札がついているので、ひやかし半分にぶらぶら見て回る、というのはちとはばかられる。30分ほどで退場。
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東京古典会入札下見
東京古典会入札下見

恒例のイベント。当方、とても入札に参加できるような財力を持ち合わせておりませんが、とにかくホンモノの古典籍が直に手にとって眺められるので、このところ欠かさず出かけております。
今回は、また『万葉集』の写本が出るという。実見してみると、薄手の紙に小字でびっしりと『万葉集』全文が3冊の冊子に書き写されていた(但し、目録は省略されている)。予想通り版本の写しと思われるけれど、欄外に相当量の書き込みがあるのが特徴。しかし、これも、どうも『万葉代匠記』からの抜書きが中心のようだ。
薄手の紙を用いて、なるべくコンパクトに全文を収めようとしているところから、おそらく江戸後期の研究者が、携帯にも考慮して書き写したものだと思う。全文を書き写し、その後、『代匠記』も読みながら注を摘記して行く――その作業を成し遂げるだけで、そうとう万葉の本文が頭に入っちゃうだろうと思う。昔の学問は、「書写して覚える」というプロセスがかなり重要なものとして存在していたのだと思う。

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古典籍展観大入札会
古典籍入札会

ちょっと報告が遅れてしまったけれど、先週の週末、東京古書会館では、恒例の大入札会の下見。入札には業者しか参加できないけれど、出品の典籍は誰でも見ることができる。
目録をあらかじめもらってあったのだが、今回は『万葉集』の写本が出る、とのことで、そのあたりを目当てに出かける。
目録の写真からもあるていど予想はついたが、今回出品の『万葉集』の写本は、漢字の字体や訓の配置等から判断して、おそらく寛永版本の写し。いわゆる「嫁入り本」として用意されたものと思われ、蒔絵の箱に納まっていた。研究本文としてはあまり価値はないと思われるが、しかし万葉を全文書写するだけで、その労力は大変なもの。写本じたいの存在がめずらしいと言える。

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