購書ときどき読書、まれに訪書
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昨日買った本
図説中国文明史 (6) 隋・唐 開かれた文明 図説中国文明史 (6) 隋・唐 開かれた文明
尹夏清 (2006/08/08)
創元社

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実は、活字を読むのが苦手です。
文字を読むより、絵や写真を見てた方が楽しい。上掲の新刊書は、版元の創元社が出している「知の再発見双書」と同じような写真がたくさん入った体裁で、当方にはもっとも歓迎すべき形式の1冊。
本日、他には、
・関和彦『「出雲国風土記」註論』(明石書店,2006.8.25,1227頁,\22,000〈本体〉)
・藤田友治編『遣唐使井真成の墓誌』(ミネルヴァ書房,2006.9.20,216頁,\2,500〈本体〉)
・増田早苗『浦島伝説に見る古代日本人の信仰』(知泉書館,2006.9.20,235頁,\4,000〈本体〉)
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昨日買った本
滔天文選―近代日本の狂と夢 滔天文選―近代日本の狂と夢
宮崎 滔天 (2006/07)
書肆心水

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上記の書籍の出版元からは、今年の春に渡辺京二著の宮崎滔天の評伝が出ている。宮崎滔天――って言っても、よく知らないんですけどね。私がこれら一連の書籍を購入したのは、滔天という人が、桃中軒雲右衛門に私淑して、みずからも牛右衛門と名乗って浪花節の一座に加わってた、ということによる興味。政治的・社会的活動家でありつつ、浪花節の一座にも連なって旅回りなんかもしている、というところに、明治~大正の「壮士」といったものを垣間見るようで、興味がある。もっとも、政治と寄席演芸などの大衆芸能は、明治のころ意外に近い関係にあったらしく、川上音二郎なんかはその代表ということになるでしょう。寄席で木戸銭とって時局演説を聴かせたりする興行もあったようだ。
でも、まだどっちの本もちゃんと読んでません。
他には、山口猛『幻のキネマ満映―甘粕正彦と活動屋群像』(平凡社ライブラリー,2006.9.11,523頁,\1,600〈本体>)、田沢竜次『東京名画座グラフィティ』(平凡社新書,2006.9.11,197頁,\720〈本体>)、山田永『日本神話とアンパンマン』(集英社新書,2006.7.19,203頁,\680〈本体〉)。
東京古書会館
花井於梅酔月奇聞

本日は「趣味展」。
画像に掲げたのは、『花井於梅酔月奇聞』。後に『明治一代女』で知られる、花井お梅の箱屋殺しの事件を最初に扱った戯作。作者は秋葉亭霜楓。事件発生のその年に出版されており、複数の版元から出版されている。(版権・著作権はどうなっていたものやら。)本日手に入れたものは正文堂版で、上下2冊のうちの上と思われる。最終頁の本文が中途半端な終り方をしているので、最後1丁分が落丁しているのかもしれない、と思ってちょっと調べ始めたところ、ついつい時間を費やしてしまった。
実は、同じ正文堂版の第2版(1887.12刊)は、現在、国会図書館の近代デジタルライブラリー上でモノクロ画像が閲覧できる。そこで、最後の部分がどれくらい欠落しているか確認してみようとしたところ、ナント、本文がぜんぜん違っていることに気付いた。で、だんだん見比べているうちに分かってきたのは、双方とも回数に乱れがあって、けっきょく本文そのものの相違ではないらしいことがわかった。本日買ったものは、第1回から第7回まで来て、いきなり次が第10回とされる。で、次がなぜか第9回とあって、以後は第20回まで順繰り。つまり、第8回となくてはならないところを第10回に誤っている。(本文じたいには混乱はないようだ。)一方、国会図書館の第2版は、第5回の後、いきなり第7回に飛んで、以下、回数が飛んだまま第20回まで行ってしまっているらしい。(やはり本文じたいには混乱はない模様で、回数の違い以外は、本日入手の本と第2版とは基本的に同文であるらしい。ただし、本日入手の本で第20回に掲載されている挿絵が、第2版では第12回に挿入されている。)
なんかややこしいことになってきましたが、つまり、本日入手本は全20話収録で、国会図書館の第2版上冊は実質19話しか収録されていないのでした。で、第20話に相当する部分は、下冊の冒頭にちゃんと収録されていることも確認できる。
で、本日入手本の末尾落丁疑惑ですが、どうもこれは落丁ではないらしい。というのは、第2版も、ものすごく唐突なところで切れていて、下冊はその続きから唐突に始まる、という体裁になっている。だいたい真ん中辺りでバッサリ2つに分けて、上下2冊としているのでしょう。
さて、では本日入手本は、第2版より前の版か後の版か、という問題ですが、たぶん後の版と考えるのが妥当だと思う。第8回とあるべきところを第10回と誤記するミスはあるものの、第2版ですっかり番号が飛んでしまっていたものを、とりあえず整えようとした痕がうかがえるからだ。奥付に相当するものは下冊の方にあったと思しく(第2版はそうなっている)、確認し得ないが、第3版ないしそれ以降の版なのだろう。口絵や序文が、入れ替わったり削除されてもいるようだ。
他には、雑誌『猟奇』創刊号(1946.10)の復刻版(『カストリ雑誌研究』1976.7刊の付録)。

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東京古書会館
有喜世の花

古書会館、今週は「紙魚の会」。
掲げた写真は、『有喜世の花』第5号(有喜世館,1897.7.18,56頁,定価3銭)表紙。パラフィン紙でカバーされているので、ちょっと不鮮明な画像になってます。明治10年代から発行されていた大衆向け新聞に『有喜世新聞』というのがあったんですが、その発行元から定期刊行(月2号刊)された文芸誌。目次は以下のとおり。
〔小説〕
探偵実話・銀座両換屋殺  ふたば
佐渡義民伝  鶴見吐香
染襷血桜お花  金山粋史
新編江戸桜  松林伯円講演・酒井昇造速記
熱海政談夜鷹莨  宝井琴柳講演・酒井昇造速記
〔雑興〕
狂歌  絵馬額輔選
俳句  東杵庵蔦斎選
情歌  鶯亭金升選
狂句  塵山人選
「小説」と言っても、三面記事のノベライズや講談の速記が中心。いずれも連載ものだから、この号だけ読んでも全体のストーリーは分からない。「雑興」は読者投稿コーナー。こういうものは国会図書館なんかには残され難いもの。でも、20世紀直前の日本の巷間には、このテの大衆誌があふれていたんだ。
本日、他には、『廿八日口説』と表紙に打ち付け書きで題が記された横型小本大の写本(墨付9丁)、長田幹彦『旅役者』(新潮社,1926.5.12〈第60版〉,158頁,定価55銭)、尾崎宏次『日本のサーカス』(三芽書房,1958.6.30,190頁,定価280円)。『廿八日口説』は、真宗の僧侶が説教用の手控えとして記したものらしい。親鸞上人逸話などが、方言まじりの口語体で記され、末尾に「弘法大師之十無益之御歌」なるものが記されている。長田幹彦の小説は、「代表的名作選集」というシリーズの1冊。文庫本よりやや大きめのクロス装製本で、見た目がなかなかよかったので買った。
昼食は帰りがけにお茶の水駅前の「Soup Stock」でカレーセット。実は先日の中央図書館の帰りにも。
昨日買った本
藤原定家の熊野御幸 藤原定家の熊野御幸
神坂 次郎 (2006/08)
角川学芸出版

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昨日、中央図書館からの帰途、地元の本屋で物色。3点購入。
1冊は上に示した神坂次郎『藤原定家の熊野御幸』(角川文庫)。平安後期から中世の公家の日記って、面白い。定家の『明月記』はそれらの中でも一級品でしょうが、後鳥羽院の熊野御幸に従った際の日記は独立して流布していたらしい。それをベースにした読物。1992年に出版されたものの文庫化。
他には、江國滋『落語美学』(ちくま文庫,2006.9.10,339頁,\780〈本体〉)と水木しげる『河童の三平〈貸本版〉』上(チクマ秀版社,2006.8.28,501頁,\2,500〈本体〉)。
東京都立中央図書館
060913.jpg

関根只誠『只誠埃録』の巻203を影印で読んでいて、欄外書き込みに『秀鶴日記』なる文献からの引用があった(上掲写真はその箇所のコピー)。『国書総目録』によると、同名の写本が日比谷図書館蔵として記載があった。実物を確かめてみよう、と出かけてみる。
日比谷図書館がかつて所蔵していた旧写本は現在は有栖川記念公園内の都立中央図書館の貴重書室で閲覧できる。
で、出てきた『秀鶴日記』(2冊)は、初代中村仲蔵の日記ではなく、『手前味噌』の著者として知られる3代目のものらしい。天保12年(1841)~弘化元年(1844)の間の日記。『只誠埃録』が引用しているのは、記事の内容からして、初代仲蔵のものと思しいので、別の文献であることが判明。いちおうそれでもせっかく借り出したのだから、ひととおり目を通してみる。芝居興行の裏側が知れて、資料としては面白いものに違いない。
『只誠埃録』は関根只誠が目にした様々な文献からの抜書きから構成されているが、とにかくその文献の量がハンパじゃない。その上、引用の文献は少なからず現在では散逸したり所在不明になっているもの。けっきょく、初代仲蔵の日記も、現在では原本は所在がわからないようだ。
東京古書会館
歌舞伎座ニュース(1953年6月号)
歌舞伎座月報(1954年7月号)

午後1時ごろ、駿河台の古書会館へ。本日は「愛書会」。
昭和20年代末~昭和40年代の演劇関係(主に歌舞伎・新派)のパンフレット類の山から、気の向くまま5冊ばかり。いずれも200円~300円ていど。
2点掲げた画像のうち、上は『歌舞伎座ニュース』の昭和28年(1953)6月号(全16頁)。劇場販売のプログラムとは別の冊子らしい。奥付に「非売品」とある。で、下の画像は『歌舞伎座月報』の昭和29年7月号(全24頁)。これも劇場販売のプログラムとは別物で、年会費400円で希望者に頒布されたものらしい。内容はいずれもその月の歌舞伎座での番組の紹介が中心。
これらとは別に、劇場販売のプログラムと、無料の番組案内パンフレット(今でもありますね)があったことになる。さらに、私はかつて、昭和30年の『歌舞伎座幕見写真新聞』というタブロイド版新聞の体裁のパンフも2部古本市で見つけて持っている。歌舞伎座ではこの時期(1950年代見当)、1月の公演に4つも5つも、番組案内の印刷メディアを編集・発行していたことになる。(もちろん、それとはまた別に、ポスターやチラシがあるのだろう。)記事の使いまわしなどもあるのかもしれないが、相当な労力だったろうと思う。
本日はこのほかに、Lord Redesdaleの『TALES OF OLD JAPAN』の1915年版と1928年Caraban Library版(いずれもロンドンのMacmillan社)。

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