購書ときどき読書、まれに訪書
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市川春代と透明人間と蠅男
近所のショッピングセンターで古本市を開催していたんで行ってみた。
会場の性格からして、買い物ついでに立ち寄る一般のお客を相手にしたイベントなんだろうが、品揃えは、けっこうマニアにも魅力的な内容だった。数点購入。
主婦之友附録

えーまずは市川春代です。
『主婦之友』昭和14年(1939)7月号附録『レース編と夏の手芸品の作方』。内容じゃありません。とにかく春坊のカラー画像が気に入っただけ。しかし、戦前雑誌のカラー表紙の、この色合いがなんともイイ。写真にはない魅力。中身にも、春坊の写真が2カットあり。

そして、もうひとつ。
透明人間と蠅男

古い広告類の束の中にあったもの。一見、新聞の号外だけれど、新聞のタイトルが『毎朝新聞』。映画・ドラマなどに登場する架空の新聞の典型みたいな名前ですな。で、記事を読んでみると、山手線爆破の犯人は「蠅男」だと書いてある。SF映画の撮影に使われた小道具かと思ったんだけれど、裏面には映画「透明人間と蠅男」(1957年・大映)のストーリー紹介が写真入で記されてあり、どうも宣伝用のチラシの類だったようだ。

ま、それだけのことです。
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川原テツ『名画座番外地』(幻冬舎)
名画座番外地―「新宿昭和館」傷だらけの盛衰記 名画座番外地―「新宿昭和館」傷だらけの盛衰記
川原 テツ (2007/07)
幻冬舎

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(2007.7.25,270頁,¥1,400〈本体〉)

ビデオデッキというものが、学生にはまだ高価なシロモノだった時代に大学生だった当方などは、都内各所にあった名画座にはよく通ったものだった。頻繁に通ったのは銀座の並木座。あとは大学地元の早稲田松竹と高田馬場パール座。飯田橋の佳作座やギンレイ・ホールにもたまに…
で、ここで紹介する新宿昭和館は、新宿の現在の東南口からツタヤの前を結ぶ通りをちょっと奥の方に入ったところに存在した名画座で、たった1度きりだが入ったことがある。やくざ映画の3本立てで知られた映画館だが、どういうわけか東宝喜劇映画の特集を組んだことがあって、ラインナップの魅力だけから行ったのだった。入って驚いたよ。世の中にはこういうところもあるんだな、と。客席が暗くなって、上映が始まるトタンにそこここで客がタバコを吸い始めるんだな。だけどそこには一定のルールが存在していて、そのあたりについては、本書の159頁あたりにも書かれている。
並木座に馴れ親しんだ者は辟易させられるばかりの劇場で、その後二度と足は運ばなかったが、昭和館のアノ雰囲気を嫌悪したわけじゃない。むしろ、あの劇場体験は、もっともインパクトの強い貴重な思い出のひとつとなっている。そのインパクトの強さを、内側の視点から実によく活写しているのが本書。いいです。

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