購書ときどき読書、まれに訪書
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『歌舞伎座ニュース』の創刊号
歌舞伎座(創刊号)
現在の歌舞伎座は、昭和25年(1950)の年末に再建されたもので、その杮落し公演は昭和26年正月興行だった。それに際して発刊されたと思しいパンフレットを購入。それが上掲写真で、全16ページの小冊子。第2号も一緒に売りに出てたので、何号か続いて発行されたらしい。ただし、現在の筋書きパンフレットとは異なり、その月の舞台演目・配役等についての記述はない。評論家の秋山安三郎の文章を冒頭に据え、中村吉右衛門(初代)・市川猿之助(猿翁)・坂東三津五郎(7代目)・中村時蔵(3代目)というその当時の幹部俳優の文章、そして識者から寄せられた葉書アンケートと続く。筋書きがこれとは別に売られたものかどうか、私は知らない。奥付によるに、昭和25年12月23日発行、販価10円、編集兼発行人は歌舞伎座宣伝部となっている。
さて、そこに挟み込まれるかたちで、『歌舞伎座ニュース』の創刊号が出てきたのでありました。それが、下掲の画像。

歌舞伎座ニュース(創刊号)

B4版2つ折で、冒頭に歌舞伎座再開についての文章が掲載され、残りの3ページはこの杮落し興行の番組と配役・筋書きが記されている。
『歌舞伎座ニュース』というタイトルのパンフレットについては、このブログで過去2回(ここここ)とりあげました。ここでようやく創刊号にさかのぼれたわけだけれど、このパンフ、かなり頻繁に体裁を変化させていたことになる。
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古代学入門書2編
最近の出版物から、日本の古代を知るための入門書的著作を2点紹介しましょ。


大和三山の古代 (講談社現代新書 1952)大和三山の古代 (講談社現代新書 1952)
(2008/07/18)
上野 誠

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(2008.7.20,217頁,\720〈本体〉)


五月女ケイ子のレッツ!!古事記五月女ケイ子のレッツ!!古事記
(2008/08)
五月女 ケイ子

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(2008.7.30,講談社,146頁,\1,300〈本体〉)


かたや、文学・民俗学・歴史学等々を総合した古代学の構築を模索する気鋭の研究者の著書。かたやヘタウマ系イラストレーターの著書。同列に並べちゃ失礼なのかもしれない2冊だけれど、私は、同じ方向性の楽しさを、この2冊から感じ取った。
「同じ方向性」とは何か?――どちらも一般向けに日本古代に関する話題を分かり易く紹介しているところ?いえいえ。そんなんじゃない(まァそれもあるけどね)。既知の情報をいかにうがって紹介するか、ちょっと違った視点から描いてみせるか、というところに、実に心憎いような気遣いを感じさせるところ、そんなところに、共通した方向性を感じたのでした。「おッ、そう来たか!」っていう面白さ、ね。
上野先生の著書が、そういう玄人ウケする性格を持っているのは、ある意味、当たり前なんだけど、五月女ケイ子の本も、あるていど『古事記』をしっかり読んだ人間でないと、あの面白さはわかんないんじゃないかしら?そういう楽しみ方もある、というより、そういう楽しみ方しかない本なんじゃなのかなァ?

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