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前川公美夫『頗る非常!怪人活弁士駒田好洋の巡業奇聞』(新潮社)
頗る非常!―怪人活弁士・駒田好洋の巡業奇聞頗る非常!―怪人活弁士・駒田好洋の巡業奇聞
(2008/08)
前川 公美夫

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(2008.8.30,492頁,\2,200〈本体〉)

日本で初めて映画興行を職業にした人物といっていい駒田好洋が、昭和5年に『都新聞』(現在の『東京新聞』の前身)に連載した回顧談を中心に、その他の記事を集め、詳しい注釈・考証をほどこしている。
好洋は「ホラ吹き」を自認しており、回顧談といってもかなり疑わしい内容が多いとされてきたのだが、詳細な考証で、信じてよい部分がかなり明らかになった、といえる。ただ、その考証によって明らかになった記事の誤りを、どんどん訂正してしまうののには、ちょっと戸惑う。一般向け図書ゆえの配慮かとも思うが、オリジナルの本文は本文として尊重すべきで、注で誤りを指摘するのが、オーソドックスな態度だったと思う。
とにかく、明治期に映画が興行として成り立って行くようになる過程が分かり、興味深い。
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