購書ときどき読書、まれに訪書
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2年越しの品定め
滋野親王外伝

金曜日恒例の東京古書会館。本日は「新興会」。版本・写本がけっこう豊富に出品される会。
会場をグルッと見て回ると、1冊の写本に目が留まる。それが上掲の『滋野親王外伝』。実は去年の春あたりからときどき見かける写本。
「滋野親王」といってもピンとくる人は少ないかもしれないが、清和天皇の皇子で、後に信州に下り土着、滋野氏の祖となった、とされる人物。歴史上知られる清和天皇のどの皇子に相当するか、諸説あるのだが、実はよくわからない、というか、多分に伝説的な人物。滋野氏は、その後海野氏となり、そこから真田氏が出てきた。江戸時代になって、真田藩(信州松代)の関係者が、主家の鼻祖たるこの滋野親王についての考証をいくつか著した。本書もそのひとつ。松代藩士の富岡知明が著した。内容はこれから詳しく読むところだが、様々な文献を博引し、滋野親王の伝記を考証しているようだ。寛政2年(1790)初春の成立。書写奥書がなく、いつの写本か不明だが、成立からそれほどたっていないころの写しではないか、と思う。
当方の出身は信州上田で、真田氏とは縁が深い。もう1年以上も買い手がつかないらしいこの写本が、このまま古書市でさらされ、痛んで行くのを見るのもしのびないように思われたので、ちょっとお高かったが購入した。本書、写本はまま流布しているらしいが、まだ翻刻等はない模様なので、まァ悪い買い物ではなかったと思っている。
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テーマ:古本 - ジャンル:本・雑誌

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