購書ときどき読書、まれに訪書
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東京古書会館
有喜世の花

古書会館、今週は「紙魚の会」。
掲げた写真は、『有喜世の花』第5号(有喜世館,1897.7.18,56頁,定価3銭)表紙。パラフィン紙でカバーされているので、ちょっと不鮮明な画像になってます。明治10年代から発行されていた大衆向け新聞に『有喜世新聞』というのがあったんですが、その発行元から定期刊行(月2号刊)された文芸誌。目次は以下のとおり。
〔小説〕
探偵実話・銀座両換屋殺  ふたば
佐渡義民伝  鶴見吐香
染襷血桜お花  金山粋史
新編江戸桜  松林伯円講演・酒井昇造速記
熱海政談夜鷹莨  宝井琴柳講演・酒井昇造速記
〔雑興〕
狂歌  絵馬額輔選
俳句  東杵庵蔦斎選
情歌  鶯亭金升選
狂句  塵山人選
「小説」と言っても、三面記事のノベライズや講談の速記が中心。いずれも連載ものだから、この号だけ読んでも全体のストーリーは分からない。「雑興」は読者投稿コーナー。こういうものは国会図書館なんかには残され難いもの。でも、20世紀直前の日本の巷間には、このテの大衆誌があふれていたんだ。
本日、他には、『廿八日口説』と表紙に打ち付け書きで題が記された横型小本大の写本(墨付9丁)、長田幹彦『旅役者』(新潮社,1926.5.12〈第60版〉,158頁,定価55銭)、尾崎宏次『日本のサーカス』(三芽書房,1958.6.30,190頁,定価280円)。『廿八日口説』は、真宗の僧侶が説教用の手控えとして記したものらしい。親鸞上人逸話などが、方言まじりの口語体で記され、末尾に「弘法大師之十無益之御歌」なるものが記されている。長田幹彦の小説は、「代表的名作選集」というシリーズの1冊。文庫本よりやや大きめのクロス装製本で、見た目がなかなかよかったので買った。
昼食は帰りがけにお茶の水駅前の「Soup Stock」でカレーセット。実は先日の中央図書館の帰りにも。
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