購書ときどき読書、まれに訪書
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
雲英末雄『近世俳人短冊逍遥 三光鳥の森へ』(本阿弥書店)
三光鳥の森へ―近世俳人短冊逍遙三光鳥の森へ―近世俳人短冊逍遙
(2009/01)
雲英 末雄

商品詳細を見る

(2009.1.6,318頁,¥2,500〈本体〉)

昨年10月に急逝された雲英末雄先生の遺著。遺著とはいえ、ご本人が初校までは行い、表紙の装丁の指示などもなさっていたという。その表紙に用いられているイラストは、著者じしんが少年時代に捕獲して育てようとしたしたものの死なせてしまった三光鳥をスケッチしたものの由。はからずも死なせてしまった野鳥を、いとおしみつつ克明にスケッチしたことがよく伝わってくる、見るからに心のこもった絵だと思う。書名もこの少年時代の思い出にもとづき、「罪もない野鳥を殺してしまったせめてもの罪滅ぼしに」つけたものという。
俳句誌に連載していた記事の単行本化で、標題のとおり、江戸時代の俳人直筆の短冊をとりあげて紹介する内容だが、毎回、前半は先生の折々の身辺雑記になっている。そこでは、書名にまつわるエピソードからも偲ばれる、先生のやさしいお心が随所にうかがえるエッセーが展開しており、ちかごろ上々の随筆。
スポンサーサイト

テーマ:本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。