購書ときどき読書、まれに訪書
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
恋娘牡丹燈籠
恋娘牡丹燈籠
(丸山広蔵版,1899.10.15,6丁〈表紙共〉,定価3銭)
先月、古本市で手に入れたシロモノの紹介。
お馴染みの三遊亭円朝作『怪談牡丹燈籠』にもとづく、口説系の芸謡の文句を綴った小冊子。幕末・明治期に江戸ではやったヤンレ節や、今でも郷土芸能として生きている上州の八木節なんかに近いものだと思う。
内容は、かなり忠実に原作をなぞっていて、この1冊で発端の本郷刀屋の件りからお露新三郎の馴れ初めまでを、実に要領よくダイジェスト化してある。
奥付によって、新潟県古志郡で発行されたものであることが知られるが、地方出版の芸謡とあって、詞章に相当強いお国訛りが認められるところが面白い。ヒロインの「お露」は「おつよ」。「お江戸」は「おいど」、「湯島」は「よしま」、「飯島」は「いへじま」…。
ストーリーの要約の要領のよさからすると、たぶん速記本に基づいて書いているのだろうと思うけれど、オーラルな個性がなんでこんなに顕著なのか、不思議に思う。
スポンサーサイト

テーマ:本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。