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『二世 市川左團次展―生誕130年・没後70年によせて―』
市川左団次展
(早稲田大学坪内逍遥博士記念演劇博物館,2010.10.19,72頁,\800〈税込み〉)
永井荷風の『断腸亭日乗』を読んでいるとよく出てくるのがこの2代目左団次で、また、「鳴神」「毛抜」などの元禄風の歌舞伎を復活させるかと思えば、革命後のロシアで公演を行ったり、赤毛物を積極的にかけたりと、そのころのインテリ層に受けるキャラクターなり芸風だったんだろうな、というのはなんとなく分かる(というか勝手に分かったつもりになっている)のだけれど、いまひとつ具体的なイメージが絞り込めない、という印象がある役者、というのが私個人の2代目左団次イメージです。
6代目菊五郎や初代吉右衛門などとほぼ同世代なのだろうけれど、菊吉にはその舞台を記録した映像があるのに対して、左団次のそれは見た覚えがない、というのも、そんな曖昧なイメージしか抱けない原因のひとつだろうか。(2代目の動く映像ってあるんですかね。初代の映像はちゃんと残ってるんですよねぇ。たった1分だけだけど。)
ですから、そんな2代目左団次について、いろいろな情報を提供してくれる企画展で、ありがたい。乃木希典・大隈重信やムッソリーニ(!)などという、かなりキワモノっぽい役もこなしているんですなァ。
↓は、架蔵の2代目左団次の墨跡。自作句なのだろう「ちらちらと小袖にかかる桜かな」。松莚は左団次の俳号。

左団次墨跡
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